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あけましておめでとうございます!移住コーディネーターの長谷川です!

長谷川 理恵(埼玉県生まれ)。2022年6月埼玉県朝霞市から南房総市へ移住。現在、夫と娘(5歳)+犬1匹暮らし(2024年1月現在)

 

新年あけましておめでとうございます!南房総市移住コーディネーターの長谷川です!
私は2022年6月に埼玉県から南房総市に移住してきました。そして2022年10月から南房総市の移住コーディネーターとして勤務しています。
最近、移住相談でお話していると「なぜ長谷川さんは移住したの?」「なぜここで働いているの?」とお問合せいただくことが多いので、今回は新年のご挨拶に代えて、私の移住にまつわるお話をご紹介いたします!

 

思い切って移住を決意!私の移住の目的

生まれも育ちも埼玉県という私が、具体的に移住を検討し始めたのは、2021年12月。私の移住の一番の目的は「自然豊かな場所で住居費を抑えて生活したい」ということでした。

移住前は埼玉県朝霞市に念願のマイホームをローンで購入し暮らしていましたが、私は15年間勤めていた会社を退職→出産→転職、夫も会社員→起業ということで、住宅購入時と比べ収入が不安定に。「現役で働いている時は良いけれど、老後が心配……」と常々思っていた私。近隣の住宅価格が高騰していることも後押しになり、「思い切って家を売って移住しようか?」と夫に提案したところ「いいね!」となりました。

 

我が家の移住は即決型⁈移住のステップ

移住先については、夫が趣味のサーフィンができる場所が良いということで、思い切って埼玉県から出ることに。私も40代半ばということで、就職も最後のチャンス?!と思いながら移住先を探しました。

候補地は夫がサーフィンで毎週のように通っていた千葉県。具体的な場所としてはサーフィンで最も馴染みのあった九十九里エリアで検討しました。
移住先探しを本格的にスタートさせた2022年3月以降は、インターネットで毎日物件情報を見たり、実際に何度か九十九里エリアを訪れたりしました。しかし、気に入った物件がなかなか見つからない上に、生活場所としてのイメージも湧かず……。しだいに候補地を銚子市にも広げて探し始めました。

そんな矢先、進めていた埼玉の持ち家の売却先が決定。焦り始めていたところ、夫がインターネットで見つけた南房総市の千倉エリアにある物件が良さそうと訪れることに。
実はそれまで南房総市を訪れたことは一度もありませんでした。

南房総というと「ビワ」「お花」といった暖かい良いイメージもありましたが、令和元年の台風被害というのも頭にあったので、私は当初は反対していました。更に4月下旬に初めて下見に訪れた際も、行きの車でアクアラインが大渋滞し、行くだけで疲れてしまって……。

ところが、南房総市に到着すると、内覧した物件と千倉エリアに夫がまさかの一目ぼれ。1週間後、その物件を購入することに決めました。(正直、その1週間に色々な葛藤はありました)

透明度の高い海ときれいな砂浜が広がる千倉海岸に一目ぼれ

 

私たちは南房総市に移住を決断するまでの間、どんな所なのかを知るために、市のホームぺージやYouTube、求人サイトなどで情報収集を行いました。特に市の移住・定住情報サイト「七色の自然に暮らす」では移住に関する情報がまとまって掲載され、支援・補助金や移住者インタビューなど色々と参考になりました。当時は、まさか自分がその部署で働くことになるとは思いませんでした(笑)。

実際に南房総市に住み始めると、不安よりも毎日の景色のすばらしさや自然の豊かさなどメリットのほうが大きいです。災害も経験している地域なので、防災に対する意識は高いと感じています。埼玉に帰る際も、渋滞にそれほど巻き込まれず、今では都内まで近いなと感じています。

 

びっくり仰天⁈の住人(?)登場。移住後の住まい

私たちはしばらく空き家だった中古戸建を購入しました。
「空き家・古民家あるある」だと思うのですが、最初に苦労したのは「虫」。南房総に限らず、千葉県では「アシダカグモ」という大きいクモが出ます。聞いてはいましたが、引っ越して最初の夜にさっそく対面しました。調べると益虫とのこと。あまりの大きさと動きの素速さに毎回驚きますが、今では携帯で撮影する余裕が出てきました。大嫌いなクモではありますが、捕獲したら外に逃がしています。ですので、我が家では家の中で虫取り網が必需品です。捕獲はもっぱら夫の役割ですが……。

動きが素速いので、捕獲にはコツがいります

 

移住にかかる費用を抑えるため、障子・ふすま・壁紙などはDIYしました。障子は比較的きれいにできましたが、ふすまは枠や引手を外すのにとても苦労しました。壁紙もエアコンなどの障害物のある場所と天井は特に難しかったです。プロとの違いを痛感しました。ただ壁紙など、今は色々な種類が販売されているので、選ぶのはとても楽しかったです。
DIYは失敗もありますが、それも良い思い出の一つ。改めて職人さんのすごさを感じるとともに、勉強にもなりました。(金銭的に余裕のある方は職人さんに依頼することをお勧めします)

<ふすまの上張り>

<天井のクロス張替え>

またお風呂・脱衣所・トイレは地元業者へリフォーム工事を依頼しました。お風呂の工事中に、シロアリ被害も見つかり、追加でシロアリ防除もすることに。リフォームとシロアリ防除合わせて300万円ほどかかりました。本当はキッチンもリフォームしたかったのですが、予算オーバーで今回は断念。それ以外にも気になる箇所がいくつかあるので、追々考えていきたいと思います。

 

職探しも急展開⁈移住後の仕事

私は南房総エリアで再就職を予定していたので、移住前後で職探しも行いました。ハローワークはもちろん、民間の求人サイトもチェックしました。
そんな時、別件で富浦エリアにある市役所の本庁に用事があり、そのついでに企画財政課を訪れ、移住に関する支援について相談しました。残念ながら補助金などは一つも該当しなかったのですが、その時思いがけず「移住コーディネーターを募集します」というご案内を受け、「移住経験も役立てるし、面白そうだな」と思い応募したところ、会計年度職員として採用していただきました。今は毎日が勉強です。

夫は輸入代理店を営む傍ら、空いた時間を利用して近所でパートもしています。時々仕事で都内へ訪れることがありますが、その際は高速バスを利用しています。

 

楽しみがいっぱい!移住後の子育て

娘は近くの子ども園に通っています。埼玉にいた時と比べると、「ドッヂボール」や「しっぽとり」など外遊びを楽しんでいるようです。他にもザリガニ釣りやドングリ拾い、芋掘り、みかん狩りなど南房総市の自然環境を生かした活動も多い印象です。そのおかげか早寝早起きになりました(嬉)。
南房総市は給食にも力を入れていて、家では偏食の娘ですが、給食は「おいしい!」といって頑張って食べています。

また、市内では子ども向けのイベントとして「絵本の読み聞かせ」「人形劇」「ワークショップ」なども定期的に開催されているので、時々娘と一緒に参加して親子で楽しんでいます。

ハロウィンの飾り作りのワークショップ

 

デメリットとしては、近所に遊具のある公園が少ないことです。最近は慣れましたが、移住当初は困りました。今は子ども園の園庭解放時を利用したり、少し離れた公園へ車で行くようにしています。今後、市内に2か所の公園が整備される予定なので、完成が楽しみです。
また、市内では歩道がない場所も多いので、歩く時などは少し心配です。

 

南房総ライフを満喫!移住後の暮らしのいろいろ

移住してからは家族で一緒に過ごす時間が増えました。
週末になると、道の駅やマルシェで買い物をしたり、ビーチコーミング、魚釣り、BBQなど南房総ならではの暮らしを楽しんでいます。ご厚意で畑をお借りすることもできたので、最近は家庭菜園にもチャレンジしています。

ご近所の方に鍬の使い方や耕運機(管理機)の使い方など色々教えていただきました

 

また、南房総市へ移住して感じたことは「人が温かい」ということ。ご近所の方は皆さんとても親切で、時々野菜や魚をおすそ分けしてもらうこともあります。

そして夫は趣味のサーフィンを満喫しています。海が近いので、朝一や仕事の合間にサクッと海に入れるので、毎日が充実し「最高だ!」と言っています。最近はサーフィンを通して知り合いも増えました。

夫は海近生活を満喫しています

 

「新しい出会い」をつなげていきたい。移住コーディネーターとしての抱負

移住コーディネーターとして1年が経ちましたが、これからも周りの方々と協力しながら、移住を希望される方の相談対応をしっかりと行っていきたいと思います。そして「南房総市に移住してよかった」と思ってもらえるように、移住実現に向けてサポートできたら嬉しいです。
南房総市には豊かな自然とともに、たくさんの魅力があります。南房総市の認知度をあげるためにも、これからもっと積極的に情報発信を行っていきたいと思います。
そして私自身「新しい出会い」に感謝し、これからたくさんの人の「新しい出会い」をつなげていきたいと思います!

 

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