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ちくらつなぐホテル
ちくらつなぐホテル
・住所:〒295-0011
千葉県南房総市千倉町北朝夷2967
・電話:0470-29-7370
・web:https://chikura.tsunaguhotel.jp/
ちくらつなぐホテル 千倉町で、人と地域と思い出を未来へつないでいく
2018年、南房総市千倉町にある、もと国立の小学校保養所「青山荘(せいざんそう)」を、千倉町ならではの宿泊施設に再生させるプロジェクトが始まりました。そして、2019年8月、「ちくらつなぐホテル」として生まれ変わったこの場所は、地域とたくさんのものをつなぐハブとして動き出しました。
生まれ変わった青山荘(せいざんそう)
青山荘再生プロジェクトを手掛けたのは、株式会社ブルー・スカイ・アソシエイツ。東京に本社があり、不動産コンサルティング事業や金融アドバイザリー事業を行っている企業です。子会社である株式会社エヴァーブルースカイが、ちくらつなぐホテルをはじめとした宿泊施設の運営管理を行っています。
小学校のOBだった代表取締役の金子氏が、「小学校時代に大きな思い出を残してくれた青山荘を再生し、子どもたちの声を呼び戻したい」と、再生プロジェクト(※)を立ち上げ、遂行してきました。ちくらつなぐホテルとして生まれ変わるまでには、さまざまな困難がありましたが、青山荘再生への想いと多くのつながりに助けられ、オープンの日を迎えられたそうです。
※青山荘再生プロジェクトについてはこちら
スタイリッシュさとなつかしさが同居する空間
昭和49年に建てられた建物の形を大きく変えず、耐震補強やデザインで生まれ変わったこの空間は、小学校の保養所時代の面影を残しています。
14人が泊まれる大部屋は畳敷きに布団を敷くスタイルで臨海学校などの団体生活が思いおこされ、個室の2段ベッドは子どもも大人もワクワクさせてくれます。建物はどこか懐かしさを覚える空間ながらも、個室は株式会社アクタスが全面協力したスタイリッシュな内装に、ベッドマットレスはシモンズ製であるなど、こだわりも随所に感じさせるのは、ちくらつなぐホテルならでは。
もともと食堂だった場所は、青山荘の名前を冠した「せいざんカフェ」として、宿泊者や一般のお客さんに食事を提供する場に。青山荘時代から特徴的だった、壁のレトロな印象があるたくさんの窓はそのまま残し、耐震のために入れた柱をデザインにも使って、むしろ見せる意匠として、人が集えるあたたかな空間に仕上げています。
トイレやお風呂は共用ですが、ここも使い勝手がよくスタイリッシュな空間に改装されています。ホテルのロゴや施設のマークは大手広告代理店が手掛けていて、シンプルな中にあたたかさもあるデザインに、千倉と青山荘をイメージしたカラーである藍色が使われています。
そのコンバージョンの成果のひとつとして、既存施設の新しい価値活用の事例が表彰される2019年不動産エバリュエーション事例コンテストで大賞を受賞しています。
地域と都会をつなぐハブを目指す
「スタッフによく伝えているのは、我々が売るのは単にホテルの部屋ではなく、地域であるということです」と、金子氏は語ります。
「南房総は大きなポテンシャルを秘めているのに、情報の発信力不足で、地域の知名度が低いと感じています。私たちはホテルを通じて、観光化されていない原体験やふれあいのある地域の暮らしを感じてもらい、地域を売っていきたいと考えています。
都会で毎日を過ごす人にとって、自然豊かな千倉の日常の一コマを共有できる体験こそが、非日常だと感じられるでしょう。都心からほど近い場所での様々な体験ができる場所として、地域と都会をつないでいきたいですね。」
ホテルでは、宿泊者と地域住民の交流のきっかけになる仕組みも展開。休日はカフェを一般にも開放し(平日は予約営業)、カフェの大きなスクリーンを利用した映画上映を計画、季節に合ったワークショップを開催するなどしていま
また、ホテル内にはレクリエーションルームやアトリエと名づけられたカフェ2階のスペースなど、ワークショップや習い事、プレゼンルームとして使える場所が複数あります。その場を設けたのも、地域の作家やアーティストが宿泊者や地域の人ともっとつながってほしいという想いからなのです。
さらに、南房総を襲った令和元年台風15号・19号の際にも、いち早く炊き出しや浴場開放などおこない、2020年3月まで宿泊費の一部を義援金として南房総市に寄付することもはじめています。
「都会の人は、南房総の災害を受けて、支援の気持ちがあっても自分たちが遊びに行っていいのかという負い目があるがゆえに南房総へ来ることを自粛してしまっています。宿泊費の一部を義援金とすることで、南房総に遊びに来ていただくことへの気持ちのインセンティブになるのではと考えています。」
自分でやれることが増える喜び
「ここで働きたい!と思って移住してきました」と話してくれたのは、神戸市出身のスタッフ・磯本玲さん。
きっかけは、千倉の友人から求人情報を知らされたことだそうで、「ちょうど転職を考えていた時期だったので興味がわきました。社長にお会いして、地方創生の熱意や青山荘への想いを聞いて、とても魅力を感じたんです。」
フロント担当で採用された磯本さん。ホテルでのアルバイト経験はあったもののほとんど何も分からないところからのスタートだったそう。
「オープン当初は、青山荘OBのお客様が多く、みなさん童心に帰ったように目を輝かせて過ごしてくださって、私もすごく楽しく過ごさせてもらいました。人が集って子どもたちの声が響くと、建物がイキイキしてくるのも感じられ、あらためてこのホテルの魅力が分かり、ここで働くことができて楽しいな、嬉しいなと思っています。特にカフェはリラックスできるスペースなので、お客様にはお部屋ばかりにいるのではなく、カフェでの滞在をおすすめするようにしています。宿泊者の方は、コーヒーやお茶を自由にお飲みいただけたり、オープンキッチンで作業しているスタッフと気軽に会話していただけたりするので、滞在中はリラックスしていただけると思います。」
仕事について聞くと、「スタッフが多いわけではないので、やれることは全てチャレンジしています。草刈りや火おこしは45歳にして(笑)はじめての経験だったのですが、今ではスムーズにできるようになりました。どんどんやれることが増えていくのは喜びですね」と、ポジティブな笑顔を見せてくれました。
マルチに活躍できる現場力
スタッフは現在アルバイトを含め10名ほど。平均年齢は30代後半で、2020年の春には新卒スタッフも入るそうです。
調理を主に担当するスタッフは地元での調理経験者。メニュー開発や情報発信をするスタッフや細やかに清掃を担当するスタッフがそれをフォローするなど、それぞれメインの仕事を持ちながら、ホテル全体を盛り上げています。
「接客はもちろん、プラン作成や外部との連携まで現場で一通りできるようになり、そこからアイディアが出てくるといいと思います。もちろん、僕もアイディアを出し続けていくので、生産的な意見が飛び交うといいですね。少ないスタッフでも自分の仕事に責任感を持ちながら、積極的にいろいろなことができる、マルチな現場力を求めています」と金子さんは話してくれました。
青山荘の90年の歴史を経て、今再び歩みを始めた「ちくらつなぐホテル」。地域と都会だけではなく、ここで働く人と多くの経験をつなぐ場所でもあります。興味のある方は、ぜひ一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。
問い合わせ:ちくらつなぐホテル TEL0470-29-7370(沖野)
ちくらつなぐホテル公式HP:https://chikura.tsunaguhotel.jp/
【求人情報】
職種:宿泊施設運営スタッフ(接客からアクティビティの運営までマルチでこなしていただける方歓迎)
募集:アルバイト
給与:1,030円~(高校生除く)
勤務地:南房総市千倉町北朝夷2967
勤務形態:シフト制
【採用に関するお問い合わせ】
ちくらつなぐホテル
0470-29-7370
tokino@bluesky-as.com
採用担当:沖野