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オオキンカメムシの冬支度の季節です

房岬で見つけた鮮やかで美しい体色の「オオキンカメムシ」。かつて塗料や印刷インキの材料として栽培されていたアブラギリの害虫として知られている

 

11月上旬、富浦地区にある大房岬自然公園で「オオキンカメムシ」という赤い体に大きな黒い斑模様があるとてもきれいなカメムシを見つけました!

オオキンカメムシは体長20~25mmの大型のカメムシです。地域によって斑模様に違いがあるそうですが、分布は広く、日本列島や東南アジア一帯で見られます。
南方系の昆虫のため集団越冬することでも知られており、南房総はその北限と言われています。海岸近くのアブラギリやみかんの木を好んでいるそうで、葉裏や枝先、樹幹に集まって冬を越し、春になると分散して移動するそうです。

オオキンカメムシは人を惹きつける鮮やかで美しい体色をしているので、昆虫好きな人はついつい捕まえてみたくなってしまいますが、そこはやはりカメムシ。独特の臭気はあるようなので十分注意しましょう。

冬に南房総でオオキンカメムシを見つけた際は、集団で越冬している可能性がありますので、ぜひ周りを探してみてはいかがでしょうか。

 

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