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2025.03.04
アイデアは無限大!どんぐりクラフトで伝える南房総の魅力

「とにかく人が大好き」という明るい人柄のどんぐりジー。手にしている看板は館山市の小学生からのプレゼント♪
どんぐりジーこと吉澤博さんは、どんぐりをはじめ、南房総の豊かな自然を生かしたワークショップを開催しています。
どんぐりジーのワークショップは毎回子どもたちから大人気。どんぐりはもちろん、花や葉っぱ、野菜の種、茎、小枝などたくさんの材料の中から、子どもたちが自分で材料を選んで作品を作っていきます。大人は見本がないと作れないそうですが、子どもは自由な発想をたくさんもっているので、やり方さえ教えてしまえば、特に教える必要はないそうです。

作品作りに集中するお子さん<ボランティアデまつり(2月)/みよし交流館>
「どの材料も一つとして同じものがなく、アイデアは無限大。種や大豆なんかはちょっと不格好のほうが、愛着があっていい」
と話すどんぐりジー。

どんぐりジーが集めた様々な素材。どんぐりや種などにはかわいい絵が描かれているものも

素材一つ一つについて熱心に説明をするどんぐりジー
どんぐりジーにワークショップを始めたきっかけについてお話を伺うと、40代の頃、当時ボランティアとして通っていた老人ホームで偶然どんぐりと小枝を使った作品を目にし「これだ!」と、運命の出会いを感じたそうです。
そして50代前半で大手企業を退職した後は、より多くの人に「自然素材にたくさん触れて遊んでほしい」という思いから、自ら様々な素材を集め、作品作りに使いやすいようにサイズを調整したり、穴を開けたり、絵を書いたりして、ワークショップのための材料作りに勤しんでいます。
地元の子どもたちにワークショップで教え始めたのは10年ほど前。最初の頃は有料で行っていたそうですが、おつりのやり取りも大変だし、「子どもたちに思う存分楽しんでほしい」という思いから、現在は原則無料で行っています。
ワークショップはどんぐりジーの住まいがある南房総市内で開催はもちろんのこと、近隣市町の小学校や自然学校、道の駅からも依頼がくるそうです。

ワークショップで作品作りを楽しむ親子<フォレストデー(10月)/大房岬自然の家>
また、どんぐりジーの家の裏にある「どんぐり山」には、たくさんのどんぐりが落ちているので、大人も子どもも興味がある人を家に招いてどんぐりを拾ってもらうそうですが、どんぐりジーはいろいろな人に声をかけてしまうため、ご家族から「知らない人を家に呼ばないで」と注意されてしまうこともあるそう。
そんな明るく開放的な人柄のどんぐりジーにワークショップにかける思いについてお話を伺いました。
「南房総には都会の人が魅力を感じる豊かな自然があります。地元の子どもたちには、その豊かな自然に触れてたくさん遊んでほしいです。空き教室などを活用して、いつでも子どもたちが自由に創作できる場所ができたらいいなと思っています。そしていずれは親子が一緒になって、いろんなアイデアで素材を集めるところから始めてくれたら嬉しいです。材料はいつでも提供するので、もし興味がある人がいたら一緒にボランティアをやってほしいです」
どんぐりジーのワークショップは市内外のイベントで季節を問わず開催しています。
ぜひ参加して、その魅力にハマってみてはいかがでしょうか。
【関連リンク】
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