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房州びわ「大きさのヒミツ」

花もぎ作業の様子。すべて手作業で行っています。

 

南房総市はびわの産地として有名ですが、この南房総地域を中心に栽培されるびわは「房州びわ」と呼ばれ、大粒でみずみずしいのが特徴です。全国的にも高い人気があり、明治時代からは皇室にも献上されています。

びわ農園では11月頃から12月中旬にかけて「花もぎ」という作業を行います。「花もぎ」は、正式には「摘蕾(てきらい)」と言い、必要のない花のつぼみをあらかじめ取り除く作業です。通常びわの木には花がいっぱい咲きますが、そのままにしておくと小さいびわの実がたくさんなってしまい、十分な栄養が行き届かず、おいしいびわにはなりません。この「花もぎ」は房州びわ特有の大きくておいしいびわを作るため、大切なプロセスの1つとなっています。しかし、びわの木は寒害対策として急斜面に栽培されているため、「花もぎ」作業のほか、「袋かけ」「収穫」など急斜面で木に登っての作業が年に3度あり、生産者の方には大変な労力となっています。

急斜面に栽培されているびわの木。一部は令和元年房総半島台風により被害を受けました。

 

南房総市ではびわをはじめ農業従事者の高齢化や後継者不足が課題となっており、新規就農者を募集しております。研修や支援制度もありますので、ご興味ある方はぜひお問合せください。

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南房総市新規集就農者支援事業

一般社団法人南房総農業支援センター