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2023.08.04
ハイキングにおすすめ!房州低名山「白浜城山」
房総半島最南端に位置する南房総市白浜地区には「房州低名山(ぼうしゅうひくめいざん)」といわれる「白浜城山」があります。房州低名山とは、房州(千葉県南部)にある低山ながら眺望に優れた山で、誰でも登れる名山として房日新聞紙上で紹介された山々のことです。
今回は南房総市の「森林セラピーロード」にも認定されている白浜城山をご紹介します!
白浜城山は、戦国時代、安房国をおさめた里見義実が安房に進出した際、最初の拠点とした場所です。そのため城の名残をとどめる遺構が数多く残されています。標高は144m。頂上付近の展望台までは遊歩道が整備されていて、小さなお子様からお年寄りまで歩いて登ることができます。遊歩道の周辺には、里見氏ゆかりの杖珠院、由緒ある下立松原神社、弘法伝説のある芋井戸、青木観音堂、めがね橋などの史跡や名所も多く点在しています。
今回は南房総市観光協会「白浜城山ウォーキングマップ」でご紹介している西側やぐら入口から第二展望台まで片道約20分のルートをご案内します!
まずは車を野島崎灯台駐車場(駐車料無料・トイレあり)へ停め、そこから歩いて「やぐら入口」を目指します。駐車場から徒歩約12分で、遊歩道入口へ到着しました。
第二展望台を目指して、遊歩道を歩いていきます。生い茂った木々の中を進んでいくと、ほどなく切通しが見えてきました。この切通しは里見氏が入った時代につくられたといわれ、現在は遺跡である岩の階段を守るために木道が設置されています。
さらに進んでいくと、明治時代以降に植林されたと思われるマテバシイの群生をみることができます。
第二展望台へ到着!展望台からは、房総半島最南端の絶景を見渡せる大パノラマがひろがっていました。展望台はウッドデッキになっていて、ベンチもあるので、雄大な景色をみながら休憩も可能です。
遊歩道が整備されていて、気軽に散策できる白浜城山。潮風とともに歴史を感じながら、ハイキングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
※気温が高い季節は、ハチなどの危険生物と遭遇したり、熱中症のリスクも高まります。虫よけや水分補給などしっかり対策を行いましょう。
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