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アカエイにご注意ください

海底の砂地に生息しているアカエイ。尾にのこぎり状の大きな毒針をもち、刺されると激痛に襲われる。水族館では意外と人気者⁈

 

 

東アジアや日本各地の沿岸に広く分布しているアカエイは、尾にのこぎり状の毒針を持つ危険生物として知られています。のこぎり状のトゲは刺すだけでなく、切り裂く働きもあるため、長靴やウェットスーツなどは易々と貫通してしまいます。
そして卵胎生のアカエイは5~8月の出産時期になると、5~10匹の稚魚を産むために浅瀬や河口付近にやってきます。

これから日本各地で海水浴シーズンを迎えますが、砂地に隠れているエイを上から誤って踏んでしまうと刺される場合があります。浅瀬を移動する際は、すり足で歩き、エイを踏まないように注意しましょう。

※万が一エイに刺された場合は、激しい痛み、患部の腫れ、大量出血、血圧低下、呼吸障害、発熱などの症状が出ます。また、刺された場所によっては命にかかわる場合があります。応急処置を施し、必ず医師の治療を受けましょう。

漁港湾内を羽ばたくように泳ぐ座布団大のアカエイ。エイ類の中でも美味といわれるアカエイは、煮付け、エイヒレ、唐揚、魚のすり身などで食されている

 

 

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