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海・ビール・房州うちわ!!南房総の夏満喫ツアーを開催しました!

千葉県南房総市では、「お礼の品だけではなく地域にも関心をもっていただきたい。」、「寄附の使い道を知っていただきたい。」という思いから、令和元年度より現地体験型ファンミーティングを行っています。
令和元年の第一回開催以降、房総半島台風による被災・新型コロナウイルス感染症による自粛と、4年間開催できませんでしたが、昨年度に復活。第2回、第3回と順調に回数を重ね恒例化した中、満を持して今回は夏の南房総をテーマに開催しました!

令和6年7月27日(土)、見事に晴れ渡った空の下、第4回ファンミーティングが開催されました。

当日は5組17人の参加者のみなさんをおもてなしします。スタッフも夏の暑さに負けていられません!!

道の駅とみうら枇杷倶楽部集合・出発

第4回のツアーは、東京湾側の富浦エリア道の駅とみうら枇杷倶楽部に集合・出発し、内陸の三芳エリアへ、続いて里山を北上して富山エリア沿岸、最終的に富浦エリアへ戻って現地解散というシンプルな行程で、ご参加いただくみなさんには、テーマである夏の南房総(海・ビール・房州うちわ)を満喫いただきます。

今回も、27人乗りの中型バスでとみうら枇杷倶楽部を出発♪いつものガイドがご案内します!!
しかし、30℃を超えた炎天下でナイロン製法被というのも考えようですね、、、
夏イベント用に専用空調服でも作りましょうか?

農業法人安房麦酒で工場見学、クラフトビール試飲体験

安房麦酒は、1990年代の第一次地ビールブームの時期に設立。以降、地域の道の駅や飲食店などで長らく支持されてきた老舗クラフトビールメーカーです。
手作りに近い製法で少量生産、ブルーマスター(醸造酒人)入魂のフレッシュで豊かな風味、贅沢な味わいが人気を集めています。

現地へ到着後は、工場前でクラフトビールの製造プロセスについてご説明をいただきました。
ビールづくりには、乳酸菌や納豆菌、雑菌などの衛生対策が非常に重要なため、屋外からの見学になりました。

続いてビール試飲体験です♪
今回は、赤みかかったブラウン色でカラメルモルトの香ばしさとほど良いコクを楽しめるアンバーエール(写真右)と、ブルーベリーを贅沢に使用しまるで赤ワインのような風味のフルーツビール・ブルーベリーエール(写真左)をご提供いただきました!!

そしてビールのおつまみには、南房総特産のくじらのたれ(干し肉)、マヨネーズがよく合いますよ~!!

お待ちかねの試飲タイム♪
お子様やノンアルコールの方は、南房総市の乳酸菌飲料ミネカルの水割りを召し上がっていただきました!

「クラフトビールはクセが強そうで苦手だったのですが、安房麦酒は飲みやすくて美味しかったです。」

「ブルーベリーエールのフレッシュな酸味が、とても新鮮でした。夏はやはりビールです。」

みなさんお楽しみいただけたようです。炎天下のビールは最高ですね♪

ここで恒例のパシリ。

安房麦酒のみなさん、暑い中ご対応いただきありがとうございました!!

道の駅「三芳村」鄙の里にて休憩

ビール試飲後は、岩井海岸での海水浴・海の家体験を控えているため、30分ほど休憩時間をとりました。
道の駅鄙の里では、こだわりの乳製品や併設する土のめぐみ館での生鮮品直売が人気です。

みなさんソフトクリームを召し上がったり、お買い物をしたりと思い思いの時間を過ごされました。

夏の盛り、道の駅周辺は青々とした田園風景が広がっていました。

岩井海岸で海水浴・海の家体験、ジュニアライフセービング教室

南房総市は、夏に開設する海水浴場数がなんと関東最多の10箇所!!

令和5年度にふるさと納税でいただいた寄附から、令和6年度海水浴場安全対策事業へ約3千6百万円充当し、海水浴場施設の整備(ブイ・仮設トイレ・放送設備・監視所・監視タワー設置、海岸整地等)、ライフセーバーの配置、レスキュー機材の確保(レスキューチューブ・レスキューボードの更新、IRB救助艇配備等)を行い、安心して海水浴場をお楽しみいただけるよう活用しています。

ツアー前半は、大人のみなさんの時間でしたが、ここからは、お子様が主役!
岩井海岸は、なだらかな砂浜が約2km続き、遠浅で波風が穏やかなところが特徴。

「遠あさの 海きよらかに 子等あまた 群れあそびゐる 岩井よろしも」

昭和初期、毎年夏に逗留していた小説家・菊池寛(きくちかん)が、上記の歌を残したように、ここは臨海学校や家族旅行の子どもたちで溢れ、まさに「子どもの海」となります。

今回、拠点としてご協力いただいた中央監視所前・「海の家三栄」で水着に着替えた後、海の安全な楽しみ方を学習するため、岩井ライフセービングクラブのみなさんにご協力いただき、ジュニアライフセービング教室を開催しました。

まずは座学です。
テント日陰で、ライフセーバーたちからクイズを交えて岩井海岸、遊泳条件旗(青、黄、赤)、津波フラッグ、レスキュー機材、熱中症対策について学習しました。

続いてライフセーバーによるレスキューボードを活用した救助の実演。
あまりにも動きが速すぎて、あっという間に海へ出てしまい、まともに写真を撮ることができませんでした笑

適宜水分補給を行い、ライフジャケットを着用して入水。
不安のある子も、ライフセーバーが同行して優しく海へ誘います。

そして、レスキューボード体験。
波が近づくと、、、

この笑顔です。

この笑顔です。

みなさんいい表情です!!
やはり波に乗る感覚は気持ちいいですよね~♪保護者のみなさんも我を忘れて撮影に夢中な時間でした。

ジュニアライフセービング教室が終了し、岩井ライフセービングクラブのみなさんと記念撮影。ライフセーバーのシャツを着たジュニアたち、なかなか似合ってますよ!!ダブルシャカポーズで「イワイ~」が合言葉です♪

まだまだ時間はありますから、岩井海水浴場を楽しみましょう!

ちょうど時間はお昼時。
海の家で何を食べるかは、海水浴場のお楽しみの一つです♪

ライフセーバーのみなさんは、炎天下の中、午前9時から午後4時まで海の監視業務に従事されます。そしてさらに自己研鑽のため朝練と夕練もこなします。まさに身体が資本の彼らにとっては、食事も大切。そんな彼らに海の家三栄さんでおすすめのメニューを伺ってみました。

ということで、私のランチは、チャーシューメンにもつ煮とライス。
ライフセーバーは、このもつ煮でライスをいくらでもお替りしてしまうのだとか。やるなあ、私もまだまだ研鑽が足りません。

岩井海水浴場での体験では、

「綺麗な海で海水浴が楽しめて最高でした。」

「こんな貴重な経験(ジュニアライフセービング教室)をありがとうございます。海水浴場の開設をふるさと納税で応援できるのはいい取り組みですね。」

「海の家のラーメンは期待を裏切らない味でした!」

とみなさん大いに楽しんでいただけたようです♪

岩井ライフセービングクラブのみなさん、海の家三栄のみなさん、お世話になりました!!

房州うちわづくり体験(うちわの太田屋)

最後のパートは房州うちわづくり体験です。
実は房州うちわづくり体験は、多くの親御さんから、お子さんの夏休みの自由研究として関心があると伺っており、是非有意義なものにしたいなと準備してきましたが、、、

「みなさん、まだ体力はありますか?」

海でやり過ぎてしまったかなと一瞬不安になりました。少なくとも私はやり過ぎました。お腹いっぱいですし、日焼けで背中が痛いです。
ですが、みなさんまだまだ大丈夫そうですね。

「房州うちわ」は、「丸亀うちわ」、「京うちわ」と並び、日本3大うちわに数えられます。
講師のうちわの太田屋さんから、それぞれの形状や特徴を教えていただき、房州うちわづくりスタートです!!

とはいえ、本来は竹の選別から始まり全21工程が房州うちわの制作プロセスです。これは終わるのか?

安心してください!!そこはうちわの太田屋さんの教室です。みなさんは、16工程目の貼りからスタートし、3工程(⑯、⑰、⑱)約90分間の体験時間で完成までたどり着けます。

大人も子どもも、みなさんとても集中されていらっしゃいます。

うちわの骨に貼る表紙の絵柄を選択して貼り付け、余分な骨の断裁、へり付けができたら終了なのですが、

「今日の夕方までは決して扇がないでください。糊がとれてしまいます!!」

うちわの太田屋さんから何度も注意を受けるも、断裁が終わった段階で房州うちわの美しいフォルムにうっとり。大人も子どもも一斉に扇ぎだしてしまいました笑

「自分が作ったものとは思えないくらい格好いい。私、才能あるかも。」

「家でも大事に使います!子どもよりも自分が楽しんでしまいました♪」

「猫さん柄可愛い。」

などなど、職人さん直伝の体験教室に、みなさん大満足のご様子でした。
うちわの太田屋さん、ありがとうございました!!

房州うちわづくり体験終了・解散

さて、南房総の夏満喫ツアー、如何でしたでしょうか?

今回ご案内できた海水浴場は全体のうちの1つです。南房総市内には、まだまだ皆さんの知らない海水浴場が実は9箇所もあります笑
ライフセーバーたちも、皆さんが安心して海を楽しんでいただけるよう日々トレーニングを積んでお待ちしていますので、お越しの際は、「お疲れ様!」、「いつもありがとう!」と一声掛けていただけると嬉しいです。

令和6年度の海水浴場は、市内10箇所すべて、8月18日(日)まで開設を予定しています。

是非是非遊びに来てくださーい!!また海でお会いしましょう♪