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縫製の技術が光る「南房総アロハ」の魅力!

南房総アロハの誕生秘話についてお話いただいた内房スバルソーイング専務取締役 大阿久俊孝さん

 

 

南房総市富山地区にある「有限会社内房スバルソーイング」では「南房総アロハ」としてオリジナルのアロハシャツ・ワンピースを製造・販売しています。

今年で創業34年を迎えた内房スバルソーイングは、高い縫製技術を誇り、国内で販売される国内外のアパレルブランドのシャツ・ブラウスの製造を請け負っています。
従来OEMでアロハは扱っていないそうですが、南房総アロハの製造・販売を始めたきっかけについて専務の大阿久俊孝さんにお話しを伺いました。

「当時、親族の結婚式が沖縄であり、衣装をうちで作ってみようかと提案したのがきっかけです。『南国=アロハ』というイメージがあり、実際にアロハを作ってみたらとても評判が良かったので本格的に考え始めました。その後、『南房総の地域貢献につながれば』という思いもあり、ファクトリーブランドとして『南房総アロハ』を立ち上げました」

当時、沖縄で行われた大阿久さんの親族の結婚式

 

「アロハシャツは年代問わずに着られます。そしてオリジナルで作るとなった時に、デザインはそれほど難しくありません。会社のある南房総市も、海が近くリゾート地として人気の場所なので、アロハなら身近に感じていただけるのではないかと思いました」

 

内房スバルソーイングが手掛けるアロハの一番の特徴はその縫製技術です。
「折り伏せ縫い」という縫い代を包んで縫う縫製を採用し、仕上がりのきれいさはもちろん、縫い目が肌に直接触れても不快にならず、着心地もよくなります。繰り返し洗濯してもほつれにくく、耐久性に優れていることも特徴です。
折り伏せ縫いはミシンで縫う際に、ピンセットなどを使用して生地を折り込んでからミシンをかけますが、高い技術を必要とするためこれができる会社は少なく、強みとして南房総アロハにも採用しています。

工程が多く、高い技術を必要とする「折り伏せ縫い」の様子

 

また、アロハの生地自体は仕入れているそうですが、着心地の良さそうな生地をセレクトし、地厚のものから薄手のものまで現在7種類のパターンを揃えています。洗ってもシワになりにくく張りのある素材にすることで、カジュアルからウェディングまで様々なシーンを想定した仕様になっています。

ボタンも何千種類とある中からSDGsを意識して天然のヤシの実を使用。余った生地でトートバッグやコースターなどを作成し、なるべく廃棄物が出ない取り組みも行っています。

根巻きボタン付けも可能なボタン付け専用ミシン

 

 

大阿久さんにアロハを着るおすすめのシーンや今後の展望についてお話を伺いました。

「落ち着いた色味なので街でもリゾートでも着てほしいです。特にサーフィンやゴルフをする方にはおすすめしたいですね。自分もゴルフをやりますが、その際は宣伝もかねてアロハシャツとパンツをセットアップで着用しています(笑)。南房総と言ったらアロハ、アロハと言ったらスバルソーイングというくらいに知っていただけたら嬉しいです」

 

現在、南房総アロハは店舗販売を行っていませんが、内房スバルソーイングのショッピングサイト千葉銀行のショッピングサイト「C-VALUE」で購入できるほか、南房総市のふるさと納税の返礼品として受け取りが可能です。

縫製の技術が光る内房スバルソーイングの「南房総アロハ」。ぜひこの機会にその魅力を体感してみてはいかがでしょうか。

取材にご協力いただいた専務の大阿久俊孝さん(写真右)、現場リーダーの野村志保さん(写真中央)、裁断師の駒沢元気さん(写真左)

 

内房スバルソーイング  WEBサイト
内房スバルソーイング  インスタグラム

 

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