- ホーム /
- ワタシの移住の決め手 /
- 「仕事をしながら子どもと過ごせる」工藤紘佑さんの移住の決め手
People
ワタシの移住の決め手
「仕事をしながら子どもと過ごせる」
工藤紘佑さん(移住歴1年半)の移住の決め手
家族構成(移住当時)
工藤紘佑(41)/工藤友絵(40)
/工藤生凰(1)
移住期間:1年半(2020年~)
移住エリア:富浦
移住を検討するのにかかせないのが情報収集。今回は、自分の足で移住候補をたずねて検討を重ね、南房総へと移住を決めた工藤紘佑(くどうこうすけ)さんにお話をうかがいました。
「そろそろ移住もアリ?」ではじめた移住検討
移住前は夫婦で東京都多摩市に住んでいた工藤さん。2016年ごろから移住を検討し始めました。
「ぼんやりと「東京暮らしじゃなくてもいいなぁ」と感じていて、移住もアリだと気づき、検討し始めました。キャンプやトレイルランニングなどアウトドア系の趣味があって、毎週末出かけているみたいな感じだったんですが、東京から通うよりもいっそそのフィールドに近いところに住んだらいいんじゃないかという気持ちが出てきたのが、きっかけだったように思います。」
移住を考え始めてからは、キャンプ道具を車に積んで太平洋沿岸の移住候補地を週末巡ることに。
「やはり実際に足を運んで土地の様子を知りたかったので、東北から静岡近辺までを巡りました。あと、うちは夫婦で刺身が大好物で(笑)、刺身が美味しい海辺に住めたらと思っていたこともあって、海辺を中心に探していましたね。」
「ビビッと来た」南房総の空気感と人の良さ
そんな風に、移住地を探しているときに訪れたのが、南房総市の南端・白浜エリア。海辺のキャンプ場での空気感に「ビビッと来た」と工藤さんは話します。
「海に面したキャンプ場で、空気感がとても良かったんですね。のんびりとしたバイブスが感じられて。海の岩場に座って妻と一緒にビールを飲んで海を眺めて過ごしているときに、ビビっと来て、もう南房総で決めちゃうか!と思ったんです。」
南房総に移住すると決めてから、南房総市が主催する『移住ツアー』と『二拠点大学』に参加し、ますます南房総の良さを感じたと言います。
「移住ツアーの時にアテンドをしてくれた南房総の担当者が、すごく感じが良かったんですね。固い雰囲気が無くて、イベント中も和気あいあいとしていて、好印象でした。「南房総に来たかったら来れば?」くらいのやわらかい雰囲気も良かったですね。」
そして、南房総で賃貸物件を探し始めましたが、なかなか良い物件が見つからなかったと言います。
「都会と違って、賃貸物件自体の数が少ないみたいで、なかなか見つかりませんでした。家の購入も検討しましたが、やはり最初は賃貸で様子を見たいと思い、困っていたところ、『二拠点大学』の仲間が紹介をしてくれて、今の富浦の家を借りることができました。僕が仕事で週に1回程度東京へ出かけるので高速が近く、子どもを通わせたいと考えていた野外保育『森のようちえんはっぴー』の活動場所が近い場所が希望だったので、富浦で決まって良かったです。」
仕事をしながら、子どもとの時間も大切にできる
会社を辞め、フリーランスとして独立し、南房総へやってきた工藤さん。働く環境として南房総はどうだったのでしょうか?
「自分で時間をコントロールできるのはいいですね。週に1回程度は東京へ行きますが、日帰りで帰ってくることがほとんどです。それ以外は自宅で仕事をすることが多いので、仕事も生活も一緒という感じではありますが、ストレスはありません。」
「移住して自宅で仕事をするようになって大きく変わったのは、子どもと過ごす時間ですね!東京で仕事をしていたころは朝5分しか子どもと会えなかったんです。夜は子どもが寝た後にしか帰れなかったので。今は、自宅にいることが増え、24時間一緒にいられる環境です。一緒にタイコで遊んだり、散歩にも出かけます。今、息子が通っている「森のようちえんはっぴー」は保護者も当番で保育に参加するスタイルなので、僕もたまに参加して楽しんでいます。こういった子どもとの時間は、南房総に来なかったら得られなかったのではと思いますね。」
移住検討者へアドバイス
「まずは現地へ行ってみて」
「まずは、現地に行ってみるのがいいと思います。行かないと分からないこともたくさんありますし、何よりその場所が自分の肌に合うかどうかを確かめるのが大事だと思います。観光気分ではなく、日常をここで過ごすイメージで見るといいんじゃないでしょうか。」 「南房総は田舎暮らし度で言うと100点満点だと思います。田舎暮らしで欲しいものがフル装備されている感じ(笑)。海に囲まれて、山も田んぼも里山もあって。あとは、東京から近いので、東京を完全に切り離さなくてよいというのは大きなメリットなので、東京周辺からの移住には向いているのかなと思います。」 (本記事の内容は2021年取材当時のものです。)